聴きたくなる時期に波があるけど、好きなバンドです。
陰鬱とした気持ちを気だるげに歌っている曲が多いバンドです。嫌いな人はとことん好きになれないと思います。気分によっては本気で死にたくなる時があるので聴く時の精神状態と相談が必要。
なんか勧める気ゼロの紹介になっちゃったな。比較的入りやすいのかなって思う曲をいくつか貼っておきますか。
時期によって印象が大きく変わるので、最初合わないと思っててもふと思い出した時に聴き直すとハマったりするかもしれません。僕自身そうでしたし。
人ってのは、落ち込む時にいくつかパターンが存在すると思っています。
僕の場合、肯定的な言葉を素直にそのまま受け取れず、疑問に思ったことをそのまま異議としてぶつけてしまい塞ぎ込む事が多いです。簡単に言うと、「自分はダメなやつ」を自覚してしまう時。
そういう時に彼らの音楽を聴くと、自嘲気味にじんわり染みわたります。それによってもっと落ち込む時もありますが、このバンドいいなぁと一番思う瞬間はそういうときです。
技巧的なことは知らんけど、とにかく曲調のエモさが良いんだよな～。
淡々とした、それでいて綺羅びやかなオルタナティブロックサウンドで、人の思考に入り込んでいるような没入感に浸れます。
これって曲調が激しかったり、歌詞が暴力的だと生まれない雰囲気なんですよね。溜まった鬱憤を発散するぜ！というカテゴリの音楽では決して無いので。
キミとか愛とかそういったものが主題ではない、入り込んだ空間に淡々と後ろ向きな思考が漂っているような浮遊感を与えてくる言葉選びや音作りがとってもうまいです。
お気に入りのアルバムはHELL-SEEです。リマスターじゃない方ね。
スタジオ感あふれるデモ音源のような荒っぽさがこのバンドの雰囲気に合ってるような気がします。クリアなバージョンもそれはそれで良いんですが。
